KumanoWeb

Webを通したデータ連携

ホームページをいかに安く作るか

「安く」というとあまり聞こえがよくないかもしれないが、求められているだけのものをリーズナブルにということが大事かと思う。「リーズナブル=安い」という意味ではない。根拠のあるお値段、合理的な価格ということだ。

「とにかく安く」ならば

ただ経験上、使っていくうちに色々と希望が出てくるものだ。「少しは自分(発注主)の希望を採り入れたい」という場合は

テンプレートのカスタマイズ事情

WordPress には「テーマ」という名のテンプレートの仕組みがあるし、あるいはECシステムの Base にも同じ「テーマ」という名前でやはりテンプレートがある(その他のサービスでも大体同じ)。テンプレートそのままでも十分使えるが、「ここだけちょっと変えたい」という希望が出てくることも珍しくない。

そんなときに検討するべき点:

実際はシステムによってカスタマイズした際の影響は色々かと思われる。例えば Base を最近扱ったが、テンプレート編集を開始すると、Base 本家からのアップデートが一切適用されなくなるというかなり大きめの影響。これだと「カスタマイズする」という決断にはそうそう至らないと思う。そのあたりを比較するとやはり Shopify のほうが使いやすいのかななどと思ってしまう。

マイクロソフト Power Automate Desktop

自動化関連で検索すると最近頻繁に出てくるし、存在は気にはなっていたが試すのが遅くなってしまった。これはすごい。もちろん実質無料でここまでの機能が得られる、という意味で。

このツールは画面上でサクッとPC作業を自動化できるというのがコンセプトの一般ユーザー向け製品だ(いわゆる “ローコード” =プログラムコードを書かなくて済む)。「どうせ大したことはできないだろう」と自分の技術者マインドもあり勝手に想像していたが、良い意味で期待を裏切られた。

まず操作が簡単、わかりやすい。実際すぐにでも簡単な自動化シナリオを組むことができた。素直にすごい。しかもそれでいてカバーする自動化対象の範囲も広い。

このあたりが使うことになりそうか。雰囲気的にもこれからさらに対象範囲や機能は拡充されるのではないか!?マイクロソフトは自社製 OS 向けにこの製品を開発しているのだから、他社が敵うはずないだろう。これはしっかりと利用した上で、我々システム屋はさらに高度で知的な「判断」にかかわる部分をシステム化していかないと。

ライセンスは、Microsoft 365 契約していれば無料、また個人の無料の Microsoft アカウントでも本ソフトウェアを無料でダウンロードして使えるようだ (*1)。なんとも寛大な。

*1: “Automation for everyone!” https://docs.microsoft.com/en-us/power-platform-release-plan/2020wave2/power-automate/account-users-now-access-power-automate-desktop

業務自動化関連トピック

カテゴリ別に整理。

アプリ間を連携させるタイプ。イベント X が起きたら、Y をする、のような自動連携。現状メールとクラウドストレージ(ドライブ)関連が多いようだ。

デスクトップ自動化

Web ブラウザ操作の自動化。上のデスクトップに含まれるが、特に Web オートメーションの発達が実際のところ近年一番インパクト大きいのではないか。何でもサービスといえばクラウド(あるいは SaaS とも呼ばれる)になって、Web ブラウザの重要性がますます拡大してきた経緯とも重なる。

オフィスソフト系

スクリプト(プログラム)一般

Google Workspace 管理者権限のカスタマイズ

Google Workspace では最初に契約した際の初期ユーザーが自動的に管理者権限付ユーザーとなる。これは通常社長さんやIT担当者が一人で担うことになる。そうした状態のまま Google Workspace が組織内に浸透していくうちに、管理者が自分だけしかいない、つまり何をするにも自分が操作してやらないと管理的作業が進まない状況に支障を感じることも出てくる。

そこで Google Workspace が提供する機能により、管理者権限のうち一部の権限のみを特定のユーザーに付与する(割り当てる)ことが可能。

例えば、ユーザーの管理(アカウントの作成・削除、パスワードリセット、etc)だけを行えるロールが最初から用意されている。これを利用すればユーザーアカウントにまつわる業務のみを誰かに移管する、ということが可能。

Webサイト構築

ホームページを作りたいけど相場はどれくらいか、という質問を受けることがよくある。会社のホームページ構築の「相場」ほどピンキリの世界もないのではないか。などと言っていても話が進まないので、いろいろ要求事項を聞いていくことになる。

中小企業の社長さんのイメージでは、大体ホームページの金額内訳は「1ページいくら」で決まってくると思われている場合が多い。そういう側面もあるのは確かだが、実態には必ずしも合っていない。大体どんなところにコストがかかるか:

このような事情があるため、サイト構築プロジェクトのうちトップページに割かれる作業ボリュームは格段に大きくなる。逆にトップページが決まれば、他のページの大部分は外枠を使いまわすことができる。

したがって単にページあたりいくら?に対する回答はあまり意味をなさない場合が多い。

PC 操作のオートメーション(RPA)

Microsoft Windows にはユーザーの操作を自動化するための仕組みが2005年頃から導入されている(参考:wikipedia)。自動化とはつまり、まるで画面の前で誰かが操作しているかのようにボタンやらチェックボックスやらを選択したりクリックしたりするように「プログラムする」ということだ。プログラムだから当然無駄一つなく高速に動作する。

このような仕組みは元々はソフトウェアの操作テスト業務を効率化することが一つの重要な目的だったし、今でもそれは変わらない。ただ近年この仕組みを利用して、PC作業を自動化することが注目を集めている。RPAという新しい言葉がしばしば使われてもいるが、その意味するところは特別新しいことでもない。つまりはプログラムによってPC画面上でクリックしたりキー入力するということだ。

WordPress テーマ(デザインテンプレート)

WordPress の「テーマ」(あるいはデザインテンプレートと呼んだほうがしっくりくるかもしれない)を使えば、あまりこだわらなければホームページは本当に数時間あればできてしまう。それも事実だが(元々「テーマ」はそういう使い方をするために生まれたはず)、テーマがあまりにたくさんありすぎて一体どれを選べばよいのか悩むことも多い。

まずはこんなところか。技術者目線だと、さらにメンテナンスのしやすさ、カスタイマイズのしやすさが重要になる。

クラウド型フォーム

Google フォーム ( Google Forms )、あるいはマイクロソフトフォーム ( Microsoft Forms ) が便利だ。ビジネスでも徐々に使われるケースが増えてきたようだ。基本はオンラインで実施できる簡単なアンケートフォームに過ぎない。オンラインのフォームを簡単に作れる、しかも基本無料という他に利点は以下のようなことが重要。

オンラインというのは最近当たり前だが、何といってもこのリアルタイム性、及び他のデータとの連携の可能性が広がっていることがポイント。社外とのやりとり、例えば「注文書」として使うには少々無理があるが、社内の総務的な仕事にはかなり役立つはず。フォームツールのさらなる進化を勝手に期待。

Windows ワールド

正直に言うと、Windows があまり好きではなかった時期もあったが最近はごくニュートラルな位置づけ。以前あまりいい印象をもっていなかったのは、商業的都合にユーザーである我々があまりに振り回されているように感じたからだと思う。インターフェースがころころ変わるし、新しいバージョンになって使いやすくなった!などと思った試しがあっただろうか…

しかし近年は以前と少し違って、この複雑に進化を遂げた OS に対する個人的関心は高い。

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