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Webを通したデータ連携

カレンダーアプリ連携

カレンダーアプリを活用している個人や会社組織は多い。最も有名なのは Google か Microsoft かということになるかと思う。これまでの取引先等での経験からは、Google カレンダーが圧倒的な人気という印象。

スマホに入れていつでもどこでも使えて便利だけど、高機能故の悩みもある。

基本は目的に合わせて(つまり共有相手に合わせて)カレンダーを新規に作成するのが最も簡単シンプルな方法かと思う。ただ管理するカレンダーが増えすぎると、自分は一つのカレンダーで予定を管理したいのに予定を入れる際煩雑になる。「この予定はこっちのカレンダーに入れて」などと切り替えないといけない。

問題を整理すると、

つまり願望を全てかなえるカレンダーにしようと思ったら、極端な話イベントごとにカレンダーを作らないといけないかもしれない。

そんな悩みを持っている人がどれくらいいるのかわからないが、Zapier などのサービスを使えば一般的なケースは大体なんとかなると思われる。なのでそれ以外の、そうはいかないケースに対応するための方法が必要と考えている。

ウィンドウ切り替え(Windows)

今さらながら、便利なショートカットキーがちゃんと用意されているのでメモ。これでまた少し、マウス偏重傾向を抑制できる……(以前のマウス偏重記事の続き)

アクティブなウィンドウの切り替え手段3つほど(Windows 10):

※ Windows = Windows ロゴマークのキー

Microsoft ヘルプ記事:

https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88-dcc61a57-8ff0-cffe-9796-cb9706c75eec

WordPress のページ作成機能

WordPress で会社ホームページを構成する場合、どんな情報をどの機能を使って公開するかということを検討する必要がある。ワードプレスには

の2つのページ作成方法がある。作りたいページの内容によって、

のようにするのが基本の考え方。投稿記事にはさらに「カテゴリ」あるいは「タグ」をつけることもできる。カテゴリをつければ、お知らせしたい情報の種類によって記事をまとめることが可能。

「記事」といっても、WordPress が本来ブログシステムなので記事というだけで、サイトの1ページとして作成することも、工夫次第で可能。投稿記事と固定ページの境界線は実際のところあいまいで、使い方次第でいろいろな運用方法があり得る。

表計算ソフトの自動化

つまりマイクロソフト Excel 、あるいは Google スプレッドシートのこと。長らく Excel はオフィス業務の主要プラットフォームのような存在であり続けたが、今後はどうなるだろう。根強い人気はあるものの、いつまで続くかはわからない。いくつかの観点:

(個人的な印象だが、Excel オンラインのほうはバグっぽい動作があるようで普通に使うにも支障あり……)

キーボード主体からマウス偏重へ

PCでアプリケーションを操作するときに、昔と違って現代はマウス主体だし、Webアプリケーションの比重がますます大きくなるにつれさらにその傾向は強まってきたのかもしれない。ブラウザだとキーボードの Enter キーとかで次のボタンや入力箇所へ進むという動作ができないことが多い。それをやろうとすると、開発に余計なコストがかかってくるはず。そのあたりの操作性を良くして、まるでデスクトップアプリのようにスムーズに操作できるサイトがあると、私などは感心してしまう。

PC用アプリケーションのユーザーインターフェース(UI)傾向:

操作性の点だけは、おそらくデスクトップアプリがまだ負けてない重要ポイントではなかろうか。

マウスをこれ以上多用するやり方はそろそろ限界にきているのかもしれない。片方の肩がこる現代病と言えるような影響も無視できない。

また技術者目線だと、多くのシステムやサービスにはボタンをぽちぽちするグラフィカルな「GUI」のほかに、たいてい「コマンドライン・インターフェース」も用意されている(CLI)。コマンドライン、つまりコマンドによる操作のメリットとして、慣れると GUI より効率的とよく言われる。その点の他にも真面目な話、コマンド操作だとキーボードを両手で使うため、体の使い方のバランス的にも優れているのでは!?

IT ワード整理

「IT」という言葉は割と歴史もあって概念もそれなりに明確なので疑問の余地はそんなにない。

「クラウド」関係がまたいろいろあって

データベース

漠然とした概念だけどITの文脈では普通、「表」状に整理されたデータを指す。もしくはそういうデータをものすごいスピードでオペレーションするソフトウェアのこと。データ自体のこともデータベースというし、定義があいまいだ。

Excel のような表との違いは、データベースの場合どの箇所(列位置)にどんなタイプのデータを収めることができるかがかっちりと決まっている。それ以外のデータは受け付けない。Excel みたいになんとなく気分でいろんな書き方をするようなことはできない。

したがって普段使いするには使いづらい。融通がきかないので。しかしそのかわり、大量のデータを高速に処理することができるし、複雑な条件でほしいデータをほしい形でとってくることもできる。

ほとんどすべてのアプリケーションには何らかのデータベースが使われている。プログラム的にデータを取り出したり保存したりするわけだから、どこに何があるかカッチリと決まっている(決められる)ものでないと困るわけだ。Web 関連だと、レンタルサーバー会社の提供するプランには最も安いやつでない限りはデータベースもついてくる。これがないと WordPress も動かせない。逆にアプリケーションを動かさないなら、データベースが必要ないので最も安いプランでも全く問題ない。

ホームページのシステム乗り換え

自分で更新が簡単にできる、という要件を考えて既存のホームページを別のベースシステムに乗せ換えるというケースも多い。乗り換え先として多いのはやはり WordPress だろう。システムを変更する(乗り換える)理由として多いのは

などのようだ。今のホームページを更新できる人が誰もいなくなってしまい手が付けられなくなった、などのケースもある。また、使っているうちに当初なかったような希望があれこれ出てきて、いろいろ調べるとやはり WordPress などのオープンソースシステムにたどり着くというのも自然な流れだ。

ホームページの仕組みの面からタイプを分けると

  1. HTML で書かれたファイルを置いただけの昔ながらのシンプルサイト
  2. 「CMS」と呼ばれるコンテンツ更新機能を中心としたWebアプリケーション(WordPressなど)
  3. クラウド提供型の完全サービスタイプ(Wix のほか、Base 、Shopify、などのEC系もここに入る)

といったところか。2と3の違いは、サーバーを用意する必要があるかどうか。3の場合は「WebサイトやECサイトを持てる」ことがサービスになっているわけで、サーバーも必要ない。必要なのはアカウント登録してクレジットカードでお金を払えばおしまい。

1を選択する人はまずいないが、メリットもある。仕組みが単純でソフトウェアですらないから管理コストがほぼゼロ。セキュリティ上のリスクもほぼない。これは文書をただそのまま置いているイメージ。

レスポンシブデザイン

デバイスのディスプレイ幅に「応じて」(=responsive)Webサイトのレイアウトを変更・整える仕組みをいう。つまりブロックが横方向に並んでいたら、スマホになったときにはそれを縦方向に並べ替えてくれる。

これのおかげで小さい画面でも最適な表示をしてくれるためユーザーは助かるが、最適な表示になるようにサイトを作る側は設計段階からよく検討する必要がある。つまりいろんなデバイスで見られることを想定して、「小さい画面ではこのパーツがこっちへいって……」のような感じでレイアウト時に織り込まないといけない。

というわけで、

実装工数については、イメージ的には例えば「PC用、タブレット用、スマホ用」に対応したレスポンシブサイトを作るとしたら、各デバイス用にサイトを3つ作るようなことに近い。各デバイスでのレイアウトの微調整工数がかさむためだ。まあ単純に×3は言い過ぎだけど。システム面の機能開発についてはもちろんデバイスの画面幅には関係ない。

このレスポンシブデザインの登場によって、Webサイト制作は少し複雑になり予算規模も上昇したことは間違いないだろう。

ただし WordPresss やその他 Wix みたいなもの(SaaSタイプ)を使う分には、予めレスポンシブ対応がなされているので心配ない。またオリジナル開発の場合でもたいてい WordPress などをベースに使うので、基本は問題ない。デザインやユーザービリティにこだわり出すとどんどんコストが上がるというだけだ。デバイスの種類は様々で、しかも新しい大きさのものが増え続ける。

何を自動化するか

究極を言えば、ビジネスが自動的に回ってくれれば言うことなし、となるはず。そのためには何が足りないか、それを阻んでいるものの代表例はどんなものか

大分おおざっぱだがまあ大体こんな段階があるとして、それぞれの段階(領域)で別々の異なるシステム(アプリケーション)を使っているのが普通だろう。そんな大げさなものでなくても Excel も簡易なシステムということになる。これらの操作にかかる作業工数を削減できないかというのがまず候補として挙がる。

確実にそういう改善余地はあるが、何とも地味だ……。一つ一つの作業自体はそこまでのものでもないというケースが多いのだと思う。大手だとその一つ一つのボリュームもそれなりになるだろうけど、中小だとそんなに一挙に無駄を削減できるおいしい領域なんてないのかもしれない。

じゃあ何もできることがないのかというと、もちろんそうではない。多分発想を変えた方がいい。自動化することそのものは目的ではない。特に中小企業ならそうだ。別々なシステムにあるデータを「つなげる」ことに大きな意味があるはず。

本来は自動化プログラムなど作らずともデータの連携をはかれるのが理想だけど、多くのシステムにはそのような仕組みがない。一部の大手ITサービス、クラウド(オンライン、同じ意味だ)システムには連携のための「API」が整備されているが、そういうのはごく一部だ。そこでその他のいろんなシステムは、データ連携のための操作を「自動化」してやる必要がある。APIがないから。

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