KumanoWeb
Webを通したデータ連携
WordPress サイトセットアップ
インストール後の初期設定項目チェックリスト
- サイトのタイトル(設定 > 一般)。ウィンドウやお気に入りのタイトルとなって表示される。
- コメントのあり/なし指定(設定 > ディスカッション)
- パーマリンク(設定 > パーマリンク)。好きなURLの形式を選ぶ。
- 検索に引っかかってよいか否か(設定 > 表示設定 > 検索エンジンでの表示)。チェックを入れるとインデックスされない(=検索にかからない)ようになる。
- 投稿用カテゴリ新規追加。必要に応じて親・子の関係を設定。
- 固定ページの新規追加。少なくとも「ホーム」用と記事一覧ページの2つは普通必要。
- ホームページ設定(設定 > 表示設定 > ホームページ)。これはサイトの顔たる「ホーム」のページ、あるいはランディングページをどうするかの設定。作成した固定ページにするなら、それを選択。固定ページにしない場合、サイトにアクセスすると最初にブログ記事一覧が並ぶページに案内されることになる。
- ブログページ設定(設定 > 表示設定 > 投稿ページ)。上記ホームページ設定で固定ページを選択した場合、この投稿ページも選択する必要がある(しなくても問題はない)。ここで選んだページにサイトの記事一覧が表示される。
- 以上をWP標準設定機能で行い、あとはテーマが提供するオプションを設定していく。
リモートデスクトップ(RDP)のトラブル
Windows に組み込まれている「リモートデスクトップ接続」アプリケーションは便利で頻繁にお世話になるが、トラブルも少なくない。
つながらない時のチェック項目メモ
- サーバー側、つまり遠隔から操作される側のPCがオンラインになっている(電源入れた直後はしばらく接続できない)
- サーバー側のリモートデスクトップ受け入れ設定が ON(つまりサーバー機能が働いている)
- サーバー側のリモートデスクトップ受け入れユーザーアカウントの確認
- サーバー側の IPアドレスの確認
- クライアント側では、上記 IPアドレス、及びユーザーアカウントを指定してリモートデスクトップ接続を開始
ここまでは当然の話で、それでもダメな時は
- サーバー側のネットワークが RDP 受信許可しているか(ルータやUTMのポリシー設定を確認)
あとはもう詳細に調査するしかない
- ネットワークパケットがどこまで届いているか調べる
- サーバー側のネットワークログ(ルータ、UTM)
- PCの中でのパケットキャプチャ(Pktmon などを利用)
- ルーティングテーブルを調べる(route)
- あまり役に立たない気がするがイベントログ、プロセスモニタも見る
調べているとあっという間に数時間過ぎるし、ネットワークはほんと難しい…
Google ワールド
Google が提供するサービス・製品は実に種類が多くそれぞれの関係性も複雑でまるで森のようだ。と言っても実際のところ普通の中小企業なら今は Google Workspace だろう。
Google Workspace の要点
- 従来から存在する主要アプリ:Gmail / Google Drive / Google 版オフィススイート etc をひとまとめにしてビジネス向けに有料で提供。
- 上記アプリは無料の個人アカウントでも使えるが、Google Workspace 版は無料版+αの機能が付く。例:Gmail を会社ドメインで利用。
- セキュリティ面でのメリットはかなり大きい。監査ログが使える点など。
- 組織内のユーザーアカウントの管理機能が使える。スタッフの Google アカウントを組織が所有し、組織の管理下に置くことになる。これは Google Workspace の本質に近い部分と思う。(個人アカウントなら当然組織としての管理はできない)
Base について
顧客からの依頼でBase(日本製ECシステム/クラウド提供型)について調査。ECは最近だと SaaS タイプが多いが、その中でも Shopify が特に海外ではスタンダードになりつつある印象。国内はBaseが確固たる地盤を築いているため Shopify も日本市場は簡単には切り崩せないのではいか。
Base について
- 安い
- 拡張機能(「アプリ」として提供)は Base 純正のものを使うのが標準という文化と思われる
- Shopify に比べると、エンジニアが言うところの “エコシステム” は未発達な印象
- しかし誰もが欲しがる機能は Base 純正アプリとして大抵そろう
- ヘルプページなどのドキュメントも充実している
- 尚且つやはり無視できないのは日本製というところ(文化的テイストは全体通して表れる)
技術者的には、Shopify との比較でいうと外部システムとのAPI連携はどうなんだろうというところが気になる。正直Baseはとにかく安いイメージが先行していて、多分その辺りは微妙なのかなーと思っていたが、ちゃんとある:
BASE API v1 ドキュメント (β版)
https://docs.thebase.in/docs/api/
Windows アプリ開発準備
マイクロソフトがアプリケーション開発者に提供する Visual Studio について調査。私は普段 Web 関連か最近は Google Apps Script (Google Workspace 用自動化プログラミングツール)なども使うが、Windows 用のプログラム作成はほとんどなかった。そのためまずは調査。
ライセンスについて
というわけで Community Edition で問題ない。開発を進める。
Google 広告(Google アナリティクス)
Google Ads を開始。(後で気づいたが Google Analytics だけなら Google Ads は必要なかった。)Google Workspace のアカウントで始めた関係で Google 広告はアカウント登録から必要になった。Google アプリの中から、
- Google 広告を選択
- まだアカウントがありませんと言われる
- アカウント登録するを選択
- ビジネスネームを入力(自由記述、一般の閲覧者になんという名称で見えてほしいか)
- 広告からのリンク先サイトアドレスを入力(普通は自社サービスサイトURL)
- Google アナリティクスがまだ開始されていませんと言われる
- 開始するよう誘導される。問題ないので開始するを選択
- WordPress の機能を使って Google アナリティクスを入れるか、もしくは自分でコードを埋め込むか選択を求められる
- 今回は自分でコードを埋め込む方を選択。ただこれは顧客にはあえておすすめはしないと思う。WordPress のプラグインか何かで十分。(Google のおすすめの方を選択していれば問題なし)
- …
とこの先広告はまだ要らないのでキャンセルしようと思ったけどできない。実は今ほしいのはアナリティクスだけなので、Google 広告は一旦終了した。それで Google Workspace からアナリティクスにいく方法が見つからず、仕方ないので検索してアナリティクスにアクセス。アプリ一覧にアナリティクスはデフォルトではのってないようだ。
WordPress 以外の選択肢
WordPress は私のような技術者からすると実際素晴らしいと思うけど、中小企業の社長さんや片手間でIT担当している人が誰でも扱えるというものではないとも言える。簡単・無料とはいえ、自分でサーバー環境を用意して、WordPress という一つのソフトウェアをインストールして使うわけだから、実際は言うほどハードルは低くない。少なくとも使い慣れるのに(人によるが)時間はかかる。
もちろん他にも選択肢はいろいろある。
などが人気のようだ。どれも基本の考え方は同じで、
- WordPress の場合のような「インストール」して使うという概念はない
- アカウント登録すればすぐ使える
- サーバーやらのややこしいところはサービス事業者が管理する(ユーザーは何も考える必要なし)
- ビジネス利用なら費用は月額で少しかかる
- デザインテンプレートを適用すれば好きなデザインに簡単に変更可能
デメリットは何か。少し変わったことをしようとすると、システム的に不可となることが多いはず。ユーザーの自由度の点では、WordPress のほうが有利。自由度と管理コスト(リスク)の間でトレードオフの関係にあると言える。
WordPress で会社ホームページ作成
WordPress は現在もなお業界のスタンダードと言っていいと思う。
- 初期費用はかけたくない
- ランニングは年間数万まで
- ITリテラシーは平均以上はある
- Webでの情報収集は苦でない
という場合は WordPress が筆頭候補に挙がる。昔普及していたホームページ作成ソフトみたいなものは必要ない。
現在ほとんどのレンタルサーバー提供事業者で「ボタン一つ」レベルで WordPress を導入することが可能。つまり必要な費用は、サーバー代と、気が向けば書籍代くらいか。WordPress の使い方はレンタルサーバー会社自らが詳しく解説していたりもするので、情報に困ることはないはず。
Microsoft Excel Online <--> Google Sheet ?
Excel のライセンスを利用中だから、という理由で Google ではなく、Microsoft 365 を選択する企業は多い。そんなにきれいに割り切れれば問題ないが、実際には結局 Google と Microsoft、もしかするとさらに別なサービスも使っているという状況さえ珍しくないと思われる。
そこで問題になるのが、Excel Online のデータと Google Sheet のデータをどうやって連携させるかという点。どちらかに寄せられればいいだろうけど、それができないときはどうするか。ちょっと検索した限りでは定番といえる解決策はなさそう。
- まず前提: Google Sheet を軸にする。
- Microsoft の UIや細かい機能はまだいまいちな点多し。
- Excel をダウンロード => Google にアップというのが最も原始的な方策。
- Excel を Web で公開 => Google にインポートができそうな様子。ただセキュリティ的にどうか。
- Excel API を使うのが最も正しそう。ただハードル高し。
Google Sheet IMPORTRANGE でデータ連携
IMPORTRANGE を利用することで Excel 時代に比べ他のファイルとのデータ連携が容易・かつスムーズになる。
従来の Excel に比べたメリット
- 参照データの反映はリアルタイム・スムーズ。
- 相互連携させるデータファイルは誰かの Google ドライブ上であればよいので広範囲、同一ネットワーク上などの制限がない。
主な必要条件
- インポート元ファイル(=参照する先のスプレッドシート)に対して自分(=IMPORTRANGE を使おうとしているユーザー)がアクセス権を持っていること。
- インポート元ファイルは Google スプレッドシート形式であること。Excel 形式のファイルからデータをインポートしたい場合はまず Google スプレッドシート形式に変換。
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