ドメイン = 組織のアイデンティティ

2022-08-26
Editor

昨日のメモ(ドメイン管理)の続き。

「ドメイン・ホームページ・メール」の3点セットをそろそろ解体・見直しをする時期がきている、というのが言いたいこと。

Google や Microsoft のサービスで会社のアカウント(主契約)を作成する際に、まず「御社のドメインは」と問われることからも認識されるとおり、現在ドメインは組織のアイデンティティに近い存在となっている。(メールアドレスはこのアイデンティティたるドメインに紐づくため、同様に現代でもIDとして頻繁に使われる)

そんな中にあって、ドメインの管理を他社任せにするということは、自分たちの組織の首根っこを誰かの手に預ける行為のように思える。

しかし、ドメインを自らの手に連れ戻すことはしばしば簡単にはいかない(実際はそんなことはないが当事者にはそう思える場合が多い)。理由は、ドメインの管理会社がホームページ及びメールのホスティングも行っていて、これらがみんな連動している仕組みになっているから。こうした “管理会社” は実際はドメインの登録を担うレジストラ(例:お名前.com)ではなく、単に「管理代行を行っているIT業者」に過ぎない場合も多い。

そのあたりの事情もユーザーである中小企業には分かりづらく(ほとんど見えない)、ますます手が付けられない領域となる要因ともなっている。