Outlook (Web版) のエイリアス利用について
2022-10-12
エイリアスアドレス
Microsoft 365 ではアカウントのメインとなるメールアドレスの他に、エイリアスアドレス(別名アドレス)を作成することができる。これによってメールアカウント(メールボックス)は同じままで、異なるアドレスを好きなように作成して受信できる。例えばオンラインショップのアカウント用には別のアドレスを作成したりと、目的に応じてアドレスを使い分けることが可能。
エイリアスアドレスからの送信(プレビュー版)
エイリアス・メールアドレスは特に Microsoft に限った機能ではなく便利で良いのだが、問題はその別名アドレスから「送信」したい時。
エイリアスアドレスから送信する機能は、Outlook on the web の場合現時点では(本投稿時点)「パブリック・プレビュー」版でのみ提供されているようだ (*1)。
エイリアスアドレスからの送信機能の有効化方法
下記の参考記事 (*1) のとおり、設定が必要なパラメータは Set-OrganizationConfig -SendFromAliasEnabled というもの。(*2)
この設定変更を行う方法として PowerShell を利用するものが Microsoft ドキュメントで紹介されているのでそれにならう。方法としては大まかに:
- PowerShell に必要な Module 今回でいうと ExchangeOnline をインストール (Install-Module) (*3)
- 続いて上記で用意したモジュールを「ロード」(Import-Module) (*3)
- Microsoft 365 に PowerShell から接続 (*4)
- PowerShell にて必要なコマンドを実行。今回は:
Set-OrganizationConfig -SendFromAliasEnabled $true
参考
- Sending From Email Aliases – Public Preview (published 2022-01-25 / last updated 2022-06-28)
https://techcommunity.microsoft.com/t5/exchange-team-blog/sending-from-email-aliases-public-preview/ba-p/3070501 - option: SendFromAliasEnabled https://learn.microsoft.com/en-us/powershell/module/exchange/set-organizationconfig?view=exchange-ps#-sendfromaliasenabled
- Exchange Online PowerShell Module (Windows は下のほう) https://learn.microsoft.com/en-us/powershell/exchange/exchange-online-powershell-v2?view=exchange-ps
- Connect to Exchange Online PowerShell https://learn.microsoft.com/en-us/powershell/exchange/connect-to-exchange-online-powershell?view=exchange-ps