テンプレートのカスタマイズ事情
2022-07-29
WordPress には「テーマ」という名のテンプレートの仕組みがあるし、あるいはECシステムの Base にも同じ「テーマ」という名前でやはりテンプレートがある(その他のサービスでも大体同じ)。テンプレートそのままでも十分使えるが、「ここだけちょっと変えたい」という希望が出てくることも珍しくない。
そんなときに検討するべき点:
- 一度テンプレートファイルを編集すると、その後テンプレートの開発元からのアップデートを自動適用できなくなる。(もし適用した場合は、カスタマイズがリセットされる)
- つまりテンプレートのメンテナンスを以後自分で行う必要がある。アップデートがあれば、カスタマイズ箇所に注意しながら自分でアップデートを適用させる。
- したがって変更箇所が多くなるほど、メンテナンスコスト(作業量)が増加する。
- WordPress の場合は、「子テーマ」という仕組みがあり、カスタマイズ部分を親テーマから切り離した状態で管理可能。そのためカスタマイズによるリスクがいくらか軽減される。
実際はシステムによってカスタマイズした際の影響は色々かと思われる。例えば Base を最近扱ったが、テンプレート編集を開始すると、Base 本家からのアップデートが一切適用されなくなるというかなり大きめの影響。これだと「カスタマイズする」という決断にはそうそう至らないと思う。そのあたりを比較するとやはり Shopify のほうが使いやすいのかななどと思ってしまう。